テレビ

2011032321550000.jpg
『嘘は薬か、真は毒か』


我が家ではこのところ、テレビを見ることをやめた。
(奥にあるのは私の本です。散らかしてるのは私です。こんな画像を載せたら怒られるから断っておきます。)

子供たちは、アニメを見たいようだが、
「親父の権限」で電源をつけない。

それでも、朝のニュースくらいは出仕度しながら瞥見するくらい。

子供らが退屈しそうな、夜、食事のときだけは童話なんかの朗読を流してあげている。
想像して笑ったりなんかして、なかなか楽しそうである。
子供は、たとえ手に届くところに有るものだけでも遊び楽しむ術を知っている。
すごい感性だと思う。
使うか使わないかであるように思える。


それに引き換え、鏡でも熟視しすぎたかのようにテレビを見ることに臆して
家族を巻き込んで、なお偉そうにしている情けない父親である。


どうせ見たいようにしか見えないし聞きたいふうにしか聞こえないことはわかっている。

いつまでも、見ないのか、そのうち気が向いて見るようになるのか。


どちらでも構わないが、冒頭の句には続きがあって
普段は
「そんなもんやろ。」
って思うが、
今は、そうあってくれたら良いと願う。



『嘘は薬か、真は毒か。相まって世は悠久に健やかなるを得るなり。』
株式会社太陽野菜 | 2011.03.23 Wednesday | カテゴリー : 自分で自分に言い聞かすこと | comments(2)

親父

レタスのトップバッターも、順調である。



そうそう、たまに
「親父が、あんなことやるから…。」
とたまに書きますが、私のなかでは、
「親父のせい」
にしているつもりはありません。


私にとって、親父のやることは、大自然の脅威や恵みと同じように感じているので
要因や原因として、分析して、勉強し、技術をつけ、対応していくことだと思っています。


多分、その方が、うまくやっていけそうだし、何よりも、自分にとって一番良いと思っています。



こないだの、ジャガイモの葉面散布での
「窒素を切る。」
のも、
「やり過ぎるな。」
というのではなく、
「やったものに自分が対応していく。」
ことで、巡り会えたやり方だと思うので、
うまくいったら、親父に感謝かな?

2010101300360000.jpg
株式会社太陽野菜 | 2010.10.13 Wednesday | カテゴリー : 自分で自分に言い聞かすこと | comments(0)

それぞれの土俵

2010081714140000.jpg
これは、トビ。
トラクター畑を打っていると、よく鳥が食事にくる。
畑には、トビやカラス。
川海付近や田などの湿地では、それに加えてサギ。
ツバメは、ずっと地表から2Mくらいのところを飛んでいるが、
トラクターで露にされた蟲やトカゲをトビ達は、徒歩で捕食する。


風格のある大きな体で、ぴょんぴょん跳ねる小さなコオロギを、一生懸命よちよち追い回している。
その様たるや、おかしくておかしくて。

まるで、志村けんがコントで爪先に当たって転がったボールを、何度も拾おうとしているような。
トビの方の顔が真剣な分、かわいい。


そうはいっても、大きめのバッタがカチカチと長く飛んで逃げるのを
飛んで追いかけてキャッチする様は、見事なもので、一瞬、見とれてしまう。

彼らの土俵は宙にある。


彼らはよく知っていて、トラクターに乗っているときはすぐ近くまで近寄ってくる。
そもそも、トラクターで畑を打ち出したら、すぐに寄ってくる。

鳥って賢い。

「ニワトリは、三歩、歩いたらそれ以前の記憶は忘れていく。」
なんて、本人に聞いてもないくせに、なんとも失礼な話があるが、
それこそ、人間の土俵の中だけの話で、何か、別な「種」や「集団」としての記憶や意識の共有を、ほんとはやってるかもしれない。
それこそ、人間より合理的かもしれない。


『「ニワトリは〜」
なんて言い出した人は、もし神様がいて、生まれ変わったら、ニワトリやろうな。』
なんて、アホみたいなことが頭に浮かんできて、
とりとめのないことを考えて、訳の解らない宗教感で締め括っている
自分自身が、一番オカシイことに気付く。

トラクターに乗っているときは、なぜだか頭の中もその2500回転のエンジン音につられてウォンウォンいっている。
株式会社太陽野菜 | 2010.08.17 Tuesday | カテゴリー : 自分で自分に言い聞かすこと | comments(3)

取り憑かれるか、好かれるか

2010080818300001.jpg
畑は魔力を持っていて、一度、魅入られてしまったらなかなか抜け出すことはできない。


ずっと地面ばかりに目を凝らしてしまう。


それで、取り憑かれたように、畑仕事をしていると、いつしか、虚無感を感じてしまう日が来てしまいそうでこわい。
それとも、もう感じてしまっているのか?


地面に向けていた目を、ふと、あげてみると、世界が変わっているかもしれない。



いっそ終いまで取り憑かれて、がむしゃらに畑仕事ができたら、そっちのほうが、うらやましいのかもしれない。


でも、やっぱり袖を引っ張られて
「わかったけん、ちょっとまってよ。」
くらいに好かれる方が多分、良い。


と、私は思います。
株式会社太陽野菜 | 2010.08.14 Saturday | カテゴリー : 自分で自分に言い聞かすこと | comments(0)

あっ!オニヤンマだ!《後編》

2010080408110000.jpg
「あっ!オニヤンマだ!」
少年のような目でバチバチと羽音を鳴らしながら
飛んでいったオニヤンマを指差している伊東さん(仮名)の姿の向こうには、
緊張した面持ちで、元太陽野菜グループのメンバーが、事務所の前に置いているベンチに座っている。


感動の再開?になる予定が、お互いにぎこちなくて、取り持つ私が、
お見合いの席の仲人みたいになっていた。

当時からすると、恰幅も良くなって、貫禄が出た伊東さんに、皆、圧倒されているようだった。

ちらほらと、思い出話が出てきて、やっと打ち解けてきた頃には、発たれる時間になっていた。

次の場所への途中まで、私が車で先導することになり、
私が車で来る少しの間、伊東さんには、自分たちの車に乗って待ってもらうように伝えた。

伊東さんが、車に向かい見えなくなったとき、元メンバーの一人がこう言った。
「あの人もかわったにゃあ。なんか貫禄がでたて言うか、厳しか顔になった。」

「う〜ん、そうかなぁ。実際、前は知らんけど。」
心の中で呟いた。

良い悪いは、無いけれど、
それぞれ勝手に、相手の輪郭を描いて、
相手の心さえないところで、フレームを形作ろうとする。


「これが、人間関係の第一歩だ。」
と、言われたら、そうかもしれないが…。


その人がどういう意味で言ったのかは、わからないけど。
「あの人は、変わってしまった。」
と例えば、悪い風な意味で使うのを聞くと、少し胸が痛む。


自分自信を、自分が綺麗に縁取っても自分以外の人間は、その輪郭では見ていない。


何が言いたいのかというと、変わったのは、「あの人は、変わった。」と言う側の、相手の輪郭を描く筆のタッチや書き方であって、
「変わった。」と言われるほうは、そんなに変わってないんじゃないだろうか?
環境なり、成長したり、何なりでまったく変わらないことはないにしろ、
根本的な人間性は変わらないと思う。
「三つ子の魂、〜」


それでも
「変わった。」
と言い張るなら、
多分、忘れてしまったのか、
多分、見抜けなかったのか。




帰られるとき、目的の中間地点まで先導して、
車を降り、挨拶をして帰ろうとしたら、伊東さんも車から降りてきて
スッと右手を差し出された。
私も反射的に、右手を差し出して、その手を握ると、予想していたよりずっと固く握りしめられて、なんだか熱意を感じた。
「何かあったら連絡してください。協力します。」
と言っていただいた。


ほら、やっぱり変わってない。


あれから、数年経つが元気にされているだろうか?
株式会社太陽野菜 | 2010.08.04 Wednesday | カテゴリー : 自分で自分に言い聞かすこと | comments(0)

あっ!オニヤンマだ!《前編》

2010080218000000.jpg
このところ、この草掃除ばっかり。
草を切っていると、草から小さい虫やバッタが沢山、飛ぶ。
それを食べに、トンボも沢山寄ってきて、終いには、ツバメがわんさか集まる。

ほとんどが、赤トンボだが、たまに、オニヤンマだったりギンヤンマだったりもして、
「かっけ〜!(カッコイイ!)」
って、大人になっても思う。



話は飛んで、私が、高校生くらいから大学生くらいまで、
今の会社の前身である「太陽野菜グループ」は、モスバーガーにレタスを出荷していた。

たまたま、大学生最初のバイト先がモスバーガーだった。
最初の研修で見せられた社内用教育ビデオに産地紹介のシーンがあって、
見覚えのある畑で、見覚えのあるオッチャンがレタスをきっていた。

思わず、画面を指差して
「店長、この人、多分、僕の親父です。」
と言うと
「え?末吉さん…?(私を指差して)あ、末吉くん。」


こんなビデオに出させてもらえたのには、理由があって
モスバーガーの伊東さん(仮名)っていう、
当時、産地開拓で、レタス産地を飛び回っていた方がいて、
その伊東さんの太陽野菜グループへの思い入れがあり、実現されたそうだ。


当時の話を、親父やグループのメンバーだった人に聞いていたら、
どうしても、その伊東さんに会いたくなり、今から6〜7年前、ついには会いにいった。

モスバーガーと太陽野菜グループの取引が無くなって、これまた6〜7年たっていた。

昔の親父がもらっていた名刺を引っ張り出して、電話を掛けて
「もう、お忘れかもしれませんが、これこれ、こういうもので…。」
と、話をしたら、快く会ってもらえることになった。
お歳は、多分、私より約一回り(干支)くらい上で、
親父たちが知っているころから出世されていて、産地開拓の責任者になられていた。

伊東さん
「当時は、失敗もたくさんしたけど、とにかく、産地をつくりたくて…」


「みんなの家に泊まったりして、レタスの収穫を手伝ったり、一緒に、トラクターで畑を耕したりしたって聞きました。」

と、他愛もない話を電話てして、妙に盛り上がった。



東京のモスバーガーの本社に行って、ついに対面。
皆が言っていたそのまんまの人で、とても嬉しかった。


そして、オマケに、九州にもたまにくるから、その時、うちにも寄ってもらえるようになった。


そして、実際に一年もしないうちに、電話があり、本当に遊びに来られた。



車を近くに停めて、倉庫まで一緒に歩いてきているときに、
我々の頭の上をオニヤンマがグルッと2週ほど回って、広いところへ飛んでいった。

それを見た伊東さんが、
「あ!オニヤンマだ!」
と指差して言った。
それを見て、
「あぁ、やっぱり皆が言っていた通りの人や。こういう人、いいなぁ。」
と感じた。
株式会社太陽野菜 | 2010.08.02 Monday | カテゴリー : 自分で自分に言い聞かすこと | comments(0)

無知は人を傷付ける

2010071719200001.jpg
恥ずかしい話、私は大学生まで、かなりの無知、というか、世間知らずだった。
今でも基本的に馬鹿だが、前は、本当に酷かった。


この田舎の長崎県でも田舎の島原半島の中でも更に田舎の南串山町で、高校まで過ごしたから
ということを言い訳にしたら良くないかもしれないが、お陰で色々なことを違う感覚で多分、学べた。


田舎は平和である。

私が、高校3年生のある日のホームルームのこと。
家庭環境調査みたいなことがあり、皆に用紙が配られて
やれ兄弟は何人だの、
やれそのなかの何番目だの書かされた。
要らん世話だ。


その中に、「家族構成」って欄があり、括弧の中が空欄になっていた。


私は、そこに何て書いたらいいのかわからず、
「普通」かな?
「普通家族」かな?
といろいろ悩んだが、しっくりこず、
挙げ句の果てには、右隣の席の女子の用紙を無断で堂々と見た。

すると、括弧の中には、(母子家庭)と書いてあった。


「なるほど、俺もお母さんから生まれた子や。」
と思い、自分の括弧にも
(母子家庭)
と書いた。

とんでもない阿呆である。
母から生まれない人間なんて、どこを探しても居るわけがない。


それまで、私の世界には「母子家庭」という環境はなかった。
友達にも、いなかった。
私の中では…。


「当然ながら、誰しもお父さんとお母さんは家にいるもんだ」
と思っていた。





括弧に(母子家庭)と書いてからすぐに、私の左隣の席だった、
ケースケっていう、これまた私に負けないくらいの阿呆の友達が
「ケン、ここ何て書いたと?」
と聞いてきた。
聞かれたもう一人の阿呆(私)は
「そこは(母子家庭)って書いたらよかごたるよ。」
って答えた。
そしたら、ケースケも
「わかった。」
と言い、自分の席に戻った。


右隣の席で、そのやり取りを見るに見かねた、心優しい女子は、笑顔で、私にこう言った。
「あ、ごめん。私、お父さんおらんとさね。」


愕然とした。
自分に。


そのままダッシュして、三階の教室の窓から飛び出したいくらいだった。

自分の気持ちを落ち着かせることで、いっぱいいっぱいになってしまった私は、
彼女に謝ることも出来ず、ケースケに
「そこ、ちがうってよ。」
と言い、先生に聞きにいくと
「そこは何も書かんでも良い。」
と言われた。
「んなら、先に言え!」
って気持ちで、ケースケにもそう伝えた。


彼女は、今でもこの事を覚えているだろうか?
卒業して何度か合ったが、未だ、この事については話せないでいる。


もう10年以上も昔の話。
株式会社太陽野菜 | 2010.07.17 Saturday | カテゴリー : 自分で自分に言い聞かすこと | comments(2)

父親としての自覚【後編】

2010063019280000.jpg
前々回の続き。

夢の内容はいつもこんな感じ。
夢だから、結構いい加減です。


それは、町内の祭りの日。
私は国道沿いの歩道を歩いていて、
その反対側の歩道に、車を停めて、挙動不審な男がいた。
私は、一目で、その男が誘拐犯だとわかった。

だが、その誘拐犯を横目に私は、何をするでもなく通り過ぎた。
家に帰ってみると、妻が騒いでいて、訳を聞くと、
「長女が誘拐されてしまった」
と取り乱していた。

私は、すぐに、
「あ、あの誘拐犯だ。」
とわかり、すぐにその場所へ戻ったが、もう誰も居なかった。
探しても探しても見つからない。
顔も車も見ていて、しかも、誘拐犯だとわかっていて
そのとき、何かしらしていたら、娘は助かっていたかもしれない。
「なんであの時、声をかけなかったのか。」
「あのとき、既にうちの娘があの車に乗せられていたんじゃないのか。」
「あの車の中から娘が助けを求めていたんじゃないか。」
と、ただただオロオロとし、悔やんで悔やんで冷や汗をかいて目が覚める。
そして、夢だということに気付き、胸を撫で下ろす。


この出来事は、本当に幸いな事に、誰も不幸にならずに済んだが、
実は、ちょっとした油断や気の緩みと、偶然が重なって
突如として不幸な出来事は訪れるんだと肝にしみた。


今では、この夢はもうみなくなったが、今でも、あの、振り返った瞬間の
キョトンとこちらを見上げている娘の姿は、ハッキリと目に焼き付いていて
もう一生忘れられない。
株式会社太陽野菜 | 2010.06.30 Wednesday | カテゴリー : 自分で自分に言い聞かすこと | comments(0)

父親としての自覚【前編】

2010062921180000.jpg
上の娘が、まだ2歳くらいの頃。
我々夫婦もまだまだ親2年生で、私がやっと「パパ」と呼ばれることに慣れて父親としての実感を感じられるようになって間もないころかな?



ある夏の日、私は1人で、畑をトラクターに乗って耕していた。
途中、何か「忘れ物」をしたことに気が付いて、妻に持ってきてくれるよう電話をした。
その「忘れ物」は今はもう、何んだったか忘れてしまった。


しばらくして、妻がその「忘れ物」を持ってきてくれた。
日曜日だったから、保育園がお休みの長女も連れてきていて妻と一緒に車から降りてきた。
その「忘れ物」は、車の後部のトランクに入れてあって、何かの箱の底の方にあったらしく
車から降りた妻がトランクに頭を突っ込んで探していた。
長女は、その後ろに立って、妻を眺めていた。

なかなか、その「忘れ物」がでてこないのに、私も苛立ってきて、
トラクターを降りて、妻の横に並び、同じように頭を突っ込んで探し始めた。


探し始めてから、数秒か数分か後…。


すぐ横を車が猛スピードで走り抜ける音が聞こえた。
その音に「ドキッ!」として私と、ハッと後ろを振り返った。
振り返りながら、色んなことが頭を過った。
スローモーションのように。
振り返って見ると、娘が「キョトン」と何事もなかった顔でこちらを見上げていた。
妻も同じように、同時に振り返っていた。

ホッとした直後に、腰が抜けそうになり、浅はかな自分の情けなさや
「もし、車の影から道路に飛び出していたら…。」
ということを考えると、目眩がして具合がわるくなった。


なんだったか忘れてしまうような「忘れ物」のために、大事な娘を無くしてしまっていたところだった。


うちの長女は、小さいころから活発で、外食なんてしようものなら、
椅子には座らず店の中を走り回り、食事どころではなかった。
そんな娘だから、道路に飛び出す事は十分あり得た。

それから、どれくらいくらいだらうか?
何回もこんな夢にうなされた。



続きはまた、続編で。
株式会社太陽野菜 | 2010.06.29 Tuesday | カテゴリー : 自分で自分に言い聞かすこと | comments(0)

満月間近の上弦の月

2010052620420000.jpg
昨日の夜の話。
月齢12.0、満月にはもうちょい足りないくらい。

小学2年生になる上の娘が、学校の漢字のテストがあったらしく、一問だけ間違って98点だった。


夜な夜な妻がテストを作ってあげて、頑張って解いていたから、その甲斐あってか、クラスで合格は3人だけで、そのうちの一人に入れた。


頑張ったから…ということで、お風呂に入ってから、アイスクリームを買いにいくことにした。


2人を後部座席に乗せて、私は運転席に乗り込み、鍵を閉めて車を出した。

しばらく夜道を走っていると3歳になる下の娘が、空を見上げて

「あ〜おちゅきしゃまがみえる〜!(お月様が見える)」
と言って、空を指差した。

すると、上の娘が
「あ〜もぅ、そがんこと言わんでよ。」
というので、なんか怖い話でも聞いたとかなって思って
「なんで?」
と、聞くと、
「だって、隣のおじいちゃんば思い出すもん。」


「なんで、おじいちゃんば思い出すと?」
と聞くと、
「だっておじいちゃん、天国にいっとらすけん、お月様でウサギと遊びよらすかな〜って。」
と言う。


隣のおじいちゃんとは、私たちがこの家に越してきた時に、いろいろお世話になった、隣に住んでいたおじいちゃん。
数年前、亡くなられた。
以前、ブログに書きました。以下参照。
http://blog.taiyo-yasai.com/?eid=190



上のブログの話、憶えとるかなぁ〜?

って思って聞いてみると、
「う〜ん、なんかわたしがシメシメとか言うたとは憶えとるけど、怒られたとは、身に憶えがなかかな。」
と言う。

「身に憶えがない」って言葉、いつ憶えたんかな?って思いながら、

「ほら、パパがたいて怒ったやろ?」
と聞いても、
「う〜ん、怒られたとは身に憶えがない。」
と、本当に知らないみたいだった。

謝ろうって思ったけど、そんな言われたら、謝れなくて

「そのとき、パパ、怒りすぎたかなぁって、悪かったなぁって思ったけんさ〜。」
と言ってバックミラーに目をやると、よく解らないような顔で、
「ふ〜ん。」
とだけ答えた。


「あんまり印象に残ってないとかな?」
「気にしとったとは、俺だけやったかな?」
と思いつつも、

人間って生き物は、あまりにもツラい出来事は、自分の心を守る為に忘れるっても聞いたことがあるから、


「あんまりひどすぎたんかなぁ。」

とかなんとか、色々考えながら、アイスクリームを買って、また、車に乗り込んで帰っていると
兎の話をしていたからか、帰りに歩道を走る野兎をみかけた。

車を停めて、畑の奥に走っていく野兎を3人で、ヤーヤー言いながら見送り、
妻の待つ家へお土産と一緒に帰ってきた。


車を降りると、外はもうすぐ6月とは思えない、冷たい風が吹いていた。



もっと大きくなってから、話したほうがよかったかなぁ。
株式会社太陽野菜 | 2010.05.27 Thursday | カテゴリー : 自分で自分に言い聞かすこと | comments(0)
Page: 1/2   >>

Entry

Category

Comment

Archives

Search

Link

Feed

Mobile

qrcode